PR

バイセルで着物・アクセサリーを出張査定してもらった

母が着物を手放したいと、バイセルの出張査定を申し込んだ。
名どころの着物があるわけでもなく、単に処分しても良かったのだが、少しでもお金になるならと電話をかけた。

他にも、120cmサイズのぬいぐるみや、買って数回もしくは全く使ってないバッグもあったので、それらも良かったら見てもらおうかと話していた。

■予約当日、査定開始

予約日当日、時間を少し過ぎて、大きなリュックを背負ったスーツ姿の男性(バイセルさんと呼ぼう)が、おひとりで来宅。
挨拶や注意事項などあれこれ説明のあと、早速査定が始まる。

着物ひとつひとつの写真を撮りながら、サクサクと仕分けて行く。
査定したという証拠としてもあるのだろうが、見栄えよくたたんで写していたので、おそらく販売用の写真も兼ねているのだろう。

着物に目を通しながら「他にありませんか、何でもいいので、売らなくても、査定だけでも全然構いませんので」とおっしゃるので、そこにあったバッグなども見てもらう。
こちらは写真を社に送り、電話で査定を仰いだようだった。

■買取できるもの、売れなかったもの

バッグを見ていたバイセルさんに、部屋の隅にどんと置いておいたぬいぐるみは…と声をかける。
すると案の定、残念ながら即答でNG
ストールや、帯紐などの小物類も買い取れないとのこと。
ただ、根付は需要があるそう。海外客にも人気だものね。

着物をひと通り仕分け終えると、半分ほどが買取不可
値段がつく着物と帯の計6点で、査定は1400円と言われる。

…うーん、そんなものか…。
査定が伸びなかった要因として、古いものが多かったことがあげられた。

母はあからさまにがっくり来ている様子。
処分してもいいとは言ったものの、頂きもので比較的質の良い着物もあるのでちょっとは期待していたのだろう。

きちんとクリーニングに出して仕舞っているものでも、古ければ古いほど型崩れしたりでそれなりの保存状態。
デザインだってけばけばしい派手さではなく、可愛らしい華やかなもののほうが需要があるということだ。

「アクセサリー類はないですか、イミテーションでも需要があるので、先程のお宅でかき集めて1万円程になりましたよ」

そう言われて、どうせならと、母はタンスから小箱に入ったアクセサリーを持ってきた。
私は大事な頂きものやラピスラズリなどを抜き取り、ジュエリーボックスごと差し出した。

興味深そうにそれらを見るバイセルさん。
母のは頂きものが多いが、元々アクセを身につける人ではないので、冠婚葬祭の真珠もどきが手元にあれば良い。
私のは主に、学生時代にそのへんのアクセサリーショップで買ったものばかりだったのだが、鎖型のアルミっぽいブレスレットを手に取り「こういったものも人気あるんですよ」と言われ、へー!と驚かされる。

他にもひとつひとつ「あ、これは少しシルバー入ってますね」「ん?あっ、これゴールド入ってました!」「このイミテーション良くできてますねー」などなど丁寧に見てもらった。

そうしているうちにバッグの査定連絡が入る。
結果…すべて全滅
マジかー。…一度も使ってないやつでも駄目か。
やはりブランドものでなければ買い取れないらしい。

アクセサリー類は価値の順に並べられ、バイセルさんは計算に入っている。
その間、じっくりそれらを眺めていると、それぞれの思い出が蘇ってきて惜しくなってしまうものだ。

どのお客もそうなのか、アクセの査定額が出たあとでも「取っておきたいものがあれば戻していただいても全然構いませんよ、1つ2つ抜いても、まとめてのお値段になるのでそう変わりませんし」とおっしゃる。

私はこの先使えるかどうか、かつ思い出の深さで判断し3つばかり手元に戻した。
母のアクセからは、多少値の付くネックレスゴールド入りのペンダントトップも出てきたが、未練はないようで出したものすべてお渡しした。

アクセサリーが入っていたケースは持ち帰れないのでと、それぞれケースから出して、こんな風に、すべてひとまとめでナイロン袋に入れられる。
それを見て、こすれ合って傷が付いても構わないということか…つまり、溶かして金属として売るのか…?などと想像する。

ここで、売れたもの、売れなかったものをまとめると…


売れたもの
・新しめのデザインの帯・着物(訪問着、付下げ、小紋)
・アクセサリー(特にゴールド入りは高め、イミテーションもOK)

売れなかったもの
・デザインや型の古い帯・着物
・羽織、襦袢、帯紐、髪飾りなどの和小物
・コサージュ
・スカーフ
・バッグ(未使用品も。ブランド品なら可)

■トータル査定金額

あれもこれも後出しで追加したので、見てもらうのに1時間半ほどかかった。
結果は、おまけプラス込みで5000円

申込者である母が、承諾書にサイン
その後、バイセルさんのスマホで社の事務の方と通話、何か問題はなかったかなど確認の受け答えをして終了。

両手に着物、さらに重くなったリュックを背負い去っていく姿に、ご苦労さまだなぁと思いつつ見送った。

■感想・結論

バイセルさんの対応の感想としては、テキパキとしていて、かつ丁寧でとても良かった

査定結果に関しては、ものがものだっただけに大口も叩けないのだが…あれこれかき集めてもこんなもんか…というのが本音。
とくに、着物というのは古いものだとこんなにも価値がなくなるものかと驚きだった。

こうして買い取ったものを一体いくらで売るのだろうと考えると、うーん…とはなるが、そこにかかる手間やコストがけっこう馬鹿にできないのもよく分かる。
出張査定の場合は、人件費やガソリン代などの経費もかかるので余計だろう。


結論として、

少しでも買い取り値を上げたいのであれば、やはりリサイクルショップに直に持ち込みすることを勧める。

どうせもう使わないし〜、捨てるつもりだったし〜と思っていても、多少なりとも思い出があればその査定額にえっ…となるのが人の性なのだから。

ただし、

  • 持ち込む手間や時間が惜しい
  • 早く片付けてしまいたい
  • 運べる車がない
  • 物に一切の未練もない

といった状況なら、バイセルさんの出張査定は良い選択肢となる。
手早く、丁寧に対応していただけるはずだ。

タイトルとURLをコピーしました